概要

検査技師をご存じですか?

臨床検査技師とは患者様から頂いた血液や尿、便などさまざまな検体を分析する検体検査、直接患者様自身からの生体情報を得る生理検査などが有り、これらは診断や治療などを行う際、重要な手掛かりとなります。 これらの生体データを分析し診療の補助をするのが臨床検査技師です。
臨床検査は検体検査と生理検査に分けることができます。

生理検査について

生理検査

生理検査室にお越しいただいて、心臓の電気的刺激をみる心電図検査をしたり、大きく呼吸をして肺活量を測ったりすることもあります。得られた検査の結果は医師に提供され、病気の正しい診断と治療の有効性や治癒の程度・予後などの判断に役立っています。

■心電図検査

ECGとして、日本光電製ECG-1450を使い標準12誘導心電図について高い精度で波形計測と病態分類の解析処理を行い、その解析結果と心電図を記録します。また、24時間ホルター心電図においては、フクダ電子製FM-150デジタルホルタ記録器を使い、装置も小さく、わずらわしくない検査を行います。

■エコー検査

エコー検査として、東芝Xarioを使い、精度の高い画像診断を提供しています。

《腹部エコー》
空腹の状態で,お腹にゼリーを塗って肝臓,胆のう,膵臓,腎臓などを見る検査で
痛みはまったくありません。

《心エコー》
食事に関係なく検査できます。胸部にゼリーを塗って心臓の動きや弁の状態などを観察します。
痛みはまったくありません。

《シャントエコー》
食事に関係なく検査できます。表皮にゼリーを塗ってシャント及び血管内の状態や流量を観察します。
痛みはありません。

エコー装置

検体検査

検体検査

病院では血液を採られたり、尿をコップに採ったりすることがあります。その血液や尿は検査室に運ばれていろいろな項目について検査されます。私たちの血液や尿からは身体の状態に関する実に多くの情報を得ることができるのです。

■生化学検査:自動分析装置東芝TBA-120FR

TP、Alb、A/G比、T-Bil、D-Bil、GOT、GPT、LDH、CHE、ALP、γ-GTP、AMY、CPK、CHO、TG、BUN、CRE、UA、Na、K、CL、Ca、IP、Fe、HDL-C、LDL-C、GLU

■血液学検査:総合血液学検査装置 XS1000-i(シスメックス)

血球計数:白血球数、赤血球数、ヘモグロビン量、MCV、MCH、MCHC、RDW、血小板数、PDW、PCT、
白血球分類:好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球

■尿一般検査:栄研

PH、ブドウ糖、タンパク質、潜血、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、尿比重、尿沈渣

■免疫・血清検査

CRP検査(TBA-120FR)
輸血においては、血液型検査の表試験、裏試験によるダブルチェック、クロスマッチ、不規則性抗体スクリーニングと安全な輸血を提供する最大限の検査を実施しています。

検体検査におきましては、システム化を行っており、検査項目の依頼、マニュアル操作の削減などにより効率的な検査を実施しております。

血液ガス分析装置 RAPIDLAB 1265

総合血液学検査装置 XS-1000-i

生化学自動分析装置 東芝TBA-120FR

診療機能紹介