透析センター

透析センター

当院の透析センターは、昭和57年5月より治療を開始しています。平成23年4月には落ち着いた環境で透析治療を提供できるよう新たに透析棟を建設いたしました。患者様が安心・安全に治療ができるようチーム医療で支援させて頂きます。また、入院患者様の透析治療も行っており、療養、機能回復を目的とし入院された方に対しても療養生活の一部として治療をしていけるよう行って頂けます。

 

1.腎臓の働き

腎臓には、心臓から送られてきた血液を糸球体という部分でろ過し、老廃物や水分を尿として排泄する働きがあります。また、ホルモンを分泌し身体のバランスを保っています。

老廃物の排泄、体液の調整(尿量・電解質・PHの調整)、ホルモンの分泌(赤血球生成、血圧調整、ビタミンD3の活性化)

 

2.腎不全

腎不全とは、腎臓の機能が15%以下に低下した状態で、病状が進行すると尿毒症などの様々な症状が現れます。腎臓の機能が10%以下に低下すると透析療法が必要となります。

 

3.腎不全の治療

一度失われた腎臓の機能を完全に回復させる事は困難です。また病状が進行すると生命に影響を及ぼします。

腎不全になった時の症状

老廃物の排泄 老廃物が身体から排泄されず、身体に溜まる。 尿毒症症状(吐き気、頭痛、食欲不振、だるさなど)
体液の調整 尿量が減少し、電解質のバランスが崩れる。 水分バランス異常(尿量減少、むくみ、呼吸が苦しいなど)
ナトリウム、カリウム濃度異常など(けいれん、しびれ、意識障害など)
ホルモンの分泌 ホルモンの分泌低下もしくは増加(エリスロポエチン、レニン、ビタミンD3) 貧血症状:エリスロポエチン分泌低下(立ちくらみ、息切れ、疲れやすいなど)
血圧上昇:レニンの分泌増加(血圧上昇、頭が痛いなど)
骨代謝異常:活性型ビタミンD3の減少(骨がもろくなる、血管や臓器の石灰化など)

腎臓のイラスト

 

4.透析療法

腎臓の機能が10%以下になると、透析により腎臓の働きを代替する必要があります。透析療法には血液透析(HD)と腹膜透析(PD)の2種類があり、当院では血液透析療法を行っています。
血液透析は、血液を人工腎臓(ダイアライザー)に循環させ、身体にたまった老廃物や余分な水分を除去し、電解質のバランスを調整します。

シャント形成・透析

 

5.日常生活の管理

治療をしながら安定した生活をするためには、日常で気をつけければならない事もあります。これらを適切に守り、透析と上手につきあっていきましょう。
1)食事管理
2)水分管理
3)内服管理
4)シャントの確認
気になることはスタッフに相談してください。みなさんのサポートをさせていただきます。